このページを訪れていただきました皆さまにまずお礼を申し上げます。

この企画「POLICE SPINNER RESTORE PROJECT」に興味を持っていただきありがとうございます。

我々“KAIZER FACTORY”は現在1982年公開の映画「ブレードランナー」劇中にて使用されたオリジナルのポリススピナーをレストアして、劇中設定年と同じ2019年11月に皆さまに見ていただきたいと考えてこの企画を進めさせていただいております。

SF映画史上に燦然と名を残す「ブレードランナー」は日本とは縁を切ることが出来ない不思議な映画です。
1980年代初頭に考えられた「ブレードランナー」の中の未来の世界は人種やカルチャーが文字通り交じり合い混沌とした世界ですが劇中の“日本文化”の強い影響は我々日本人には驚きと共に衝撃を与えます。
「ブレードランナー」という映画の中では“日本”は特別なものとなっています。
それはデザイナーであるシド・ミード氏の見た日本の未来像が影響を与えているからに違いありません。

監督のリドリー・スコットを始めとした当時の最高のスタッフを集めて製作された「ブレードランナー」の美しい映像は公開から37年経った今でも色褪せることなく世界中の人々の心を掴んで離しません。
そして日本人なら解ると思います。

この映画は近未来の日本文化の台頭を描いているのです。
この素晴らしい映画の遺産を我々は日本に残したいと考えています。

我々は、スピナーを100年後にも残す為に、映画的遺産という考え方を世に問い、そして文化として根付かせたいと考えています。
時間と共に朽ちていき、やがては散逸していってしまう貴重な資料を保管し展示する施設を作るような考え方が、この日本で公のものとして理解されるまでは我々有志で活動していくしかないと考えています。
スピナーは今現在は弊社代表者小泉の単なる個人のコレクションの1つですが、SF映画史上に名を残す名作『ブレードランナー』の中で、1番印象深く人々の心に刻まれた特別なものだと我々は考えています。
アメリカやイギリスを始めとする世界中の展示施設やコレクター達からは既に多くの展示貸出しや購入希望のオファーを現時点でいただいています。
きっと日本よりは良い環境でスピナーを多くの人に見ていただく機会に恵まれることとは思います。
しかしその取り扱いが長い目で見てどういうものであるのか?
やがて傷みが出た時に他の車両と同じように廃棄されてしまうような運命を辿らないとは言えません。
そして一度日本を離れたら、もう二度と帰ってくることはないでしょう。
やはり我々の目の届くところで管理できたら、それに勝るものはないと考えています。

我々はお金が欲しくてクラウドファンディングをやるつもりはありません。
スピナーを直して、それを飾ってみんなで騒いで、それで楽しかったね。
そこで終わるのではなく、このイベントを作ることを機会に映画で使われたものを遺産として残す文化として残す考え方を世に問いたいと思います。
どこまで我々の考え方が世の中に響くか分かりませんが、せっかくの機会ですので恒久的に展示が出来る博物館が日本にも作られるようなきっかけになれば嬉しく思います。
多くの映画に関わる施設や人々がいる中で、現実問題としてそこにまで踏み出して話をするところまでいっていないのが現状だと思います。
映画界だけに限らずどこの世界でもそうなのですが、いろいろな肩書を持つ偉い方達が作られた協会や機構などが存在していながら、映画は総合芸術だと口には出すけれどもお金は出しません…。
我々は必要であればスピナーを出します。

この考え方に賛同していただけるようでしたら、ぜひ我々の企画にご参加頂ければ幸いです。

長文お読み頂きありがとうございました。

KAIZER FACTORY 代表:小泉雅英